介護老人保健施設 しょうわ
サイトマップ
サイト内検索

インターンシップを終えて(2016年9月)

介護老人保健施設しょうわでのインターンシップ体験を終えて


埼玉県立大学 保健医療福祉学部 社会福祉子ども学科 社会学専攻 岡田さん

 この度は、3日間のインターンシップで多くの貴重な経験をさせて頂きました。短い期間ではありましたが、施設長をはじめご指導下さった職員の皆様、利用者様に心から感謝申し上げます。
 私は現在、社会福祉士と精神保健福祉士の資格取得を目指し勉強しています。在学中に多くの経験をしたいと考えている自分にとって、今回の体験は本当に有意義なものとなりました。短い期間の中で私が学びたいと考えていた内容に加え、「しょうわ」さんならではの活動にも沢山触れさせて頂き、充実した3日間を送ることができました。 大学での学びや他施設での実習で得てきた力と重なり理解が深まる部分もあれば、それ以上の学びや視野の広がりを感じる瞬間も多くありました。中でも強く印象に残ったことを中心に、感想としてまとめます。
 まず、初めて貴施設を訪れたとき、施設の雰囲気が私の知る介護老人保健施設とかけ離れていたため驚きました。リハビリ機器は見当たらず、大きく開かれたスペースに置かれた昔懐かしい畳台や家具、そして沢山の動物たちと触れ合うことができます。動物や児童が同施設内にいることで、利用者の方々に笑顔が多く見られます。沢山の利用者さんがいることもあり、何だかテーマパークのような楽しい印象を持ちました。加えて生活の中でのリハビリを意識した様々な工夫がなされ、抵抗感の少ない中で自らリハビリを行える環境が整っていると感じました。また、飲酒や喫煙、外出への制限も最低限であり、本当の意味での利用者主体を考える場面が多かったことが非常に印象に残っています。私にとって、職種に制限されず職員すべてが介護を行うという体制はとても魅力的であり、また超高齢社会を支えるためにこの姿勢を推進すべきだとも考えました。
 最も印象に残り、そして自分の考え方や価値観の変化に影響したことは、「しょうわ」さんのリスクへの対応の仕方です。リスクを伴う活動に対し、その活動自体の取り止めを支援者側が考えることがあります。私にも心配や責任感から、危険なことは極力避けたいという発想があります。しかし、それは支援者側の都合や意思であり、利用者主体とは言えません。こちらではリスクを伴う活動であっても、利用者の方々にとってメリットとなるのであれば取り止めるのではなく、そのリスクをどうしたら取り除けるかを考え実行していました。そのためには職員の体制強化や利用者一人ひとりへの理解が必要です。そういった環境整備を惜しまず利用者を第一に考える姿勢を言葉にするのは容易ですが、実際に行うとなると大変です。その努力や考え方に触れ、福祉職を目指す立場として自分の価値観や常識は本当に適切なのか、常に考えて行動していかなくてはならないと思うようになりました。この意識の変化は自己学習の中では得難い、現場での体験だからこそ得られた貴重なものであったと考えています。
 3日間が本当にあっという間に感じられ、終了することを残念に思うインターンシップとなりました。短い期間ではありましたが知識を得るだけでなく、自分自身を振り返る機会にもなりました。お忙しい中受け入れてくださったことに改めて感謝し、得た多くの学びを振り返り整理し、これからの勉学や活動に生かしていけるよう努めます。ありがとうございました。