大阪出張の帰りは新幹線の中で、柿の葉寿司をつまみにビールを一杯。ほろ酔い気分で東京駅。最近は焼き鯖寿司にはまっています。金沢出張の帰りは富山の鱒寿司。こちらもいいですね。仙台はやっぱり牛タン弁当に、米沢牛と秋田牛のビーフジャーキーですか。ただしこれは電車で出張のときの楽しみ。飛行機利用の時にはこうはいきません。
 そのむかし、保存食として食べられていたものが、今は名物として売られています。魚も肉も野菜も、日持ちを考え塩漬け、乾物、燻製にしていたもので、食材や地域や季節に合った加工方法をよくまあ考え出したものです。生き抜くための知恵とは素晴らしいものです。
 今では、魚は刺身で、肉は冷凍、野菜は季節に関係なく。余ったものはゴミ箱行き。実に豊かな時代です。
 ところで、むかしは賞味期限などという言葉があったのでしょうか。そもそも腐らないように加工したものですし、ましてや腐るほどたくさん作れなかったでしょうから、賞味はほどほどで、さっさと腹に収めていたのでしょう。
 医療、福祉の世界は今が「旬」。人もハコも法律も。良くも悪くも増産に次ぐ増産。「品数限定、先着順」と購買意欲をかき立てられて、「生ものなのでお早くお召し上がりください」と言われ、あわてて食べる。
 でも、一寸お待ちください。「賞味期限はご確認済みですか?」
 おっといけない。私の期限が切れそうでした。知恵を絞らねば。
 おそまつ。